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2011年 10月 19日

Canon PowerShot G11 / G12

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PowerShot シリーズはこれまで G10(売却済み), G11, S95 と使い続けており、とくに S95 の出来の良さにはかなり満足していた。G11は、AWBが不安定など若干の不満はあるものの全体に欠点が少ないので、買い替えはせずにそのまま使い続けるつもりでいた。
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ところが(例によって気まぐれも手伝い、)安くなった G12 をたまたま底値(29,800円)で入手し、少し弄ってみて考えを一転させた。これはやはり G シリーズの最終完成形なのだ。G11 → G12 への変化は想像以上に大きい。もちろん撮像素子やレンズなどの基本的なメカニズムは共通なのだが、画像のファインチューニングが飛躍的に良くなっているのだ。しかもカタログやレビュー記事では分からない部分で。画像処理エンジンが同じ DIGIC IV なのに、ここまで良くなっているとは驚きだ。ハイエンドコンパクト機にこだわり続ける Canon 開発陣の執念さえ感じる。

まだ検証中なので全て把握したわけではないのだが、今手許にある G11 / G12 を交互に手にとって適当に室内を撮ってみただけでも、液晶に表示される画像はまるで別物。まず液晶の発色が良い。人工的な感じがなくなってナチュラルで見やすい。細部の再現性も向上しているように見える。そしてAWBがとても優秀になっている。G11では電球色蛍光灯下で撮影するとAWBが暴れて緑かぶりの変な色合いになってしまうため、手動で調整する必要があったのだが、G12は何の苦もなくドンピシャで見た通りの色合いを再現する。

操作性も向上している。それは色んなレビューで紹介されている通りだ。自分が気に入ったのは、右手親指の当たる部分に滑り止めのラバーが追加されたこと。G11では自分で革を切り出して滑り止めを付けていたのだが、これがあるとないとでは大違い。親指がしっかりグリップするだけで構えが安定するし、他のボタンを一緒に押してしまう誤操作もなくなる。一眼ライクなフロント電子ダイヤルの追加も歓迎だ。これで撮影時のパラメーターを一眼と同じ感覚でコントロールできる。さらに上面のISOダイヤルが1/3EV刻みに変更された。ダイヤルの回転ストッパーが外されたので、どちら向きにでもグルグル回せるようになった。これも改良点だ。惜しいのは、各ダイヤルが、ダイヤカットのローレット柄から単純な縦縞に変更され、見た目が貧相になったこと。これは旧型を踏襲して欲しかった。

筐体の質感も変わった。G11の高級な縮緬塗装からG12のざらっとしたビーズ塗装への変更は、個人的には気に食わないが、滑り止め効果は高いと思う。上部金属パネルはヘアライン処理がされて洗練された雰囲気になった。大きな変更として、前面パネルがプラスチックから金属へと変更されている。独特の冷んやりした感触でそれが分かる。G10時代の高級感が復活した。

画質の検証はあらためて行いたいが、今更ながらではあるが、この機会に G12 を買っておいて良かったと思う。おそらく後継機はしばらく出ないだろうし、出るとすれば S100 と同じ新型MOSにチェンジするはずなので、G12 が事実上最後の高級CCD機になる。これから出る予定の Fuji X10 も気になるところであるが、とりあえずハイエンドコンパクトCCD機のひとつの到達点を体現しているのが、この G12 だと感じる。G11はしばらくG12との性能比較検証をやったら、売却するつもりだ。
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by vision42 | 2011-10-19 00:21 | カメラ


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