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2011年 11月 01日

PENTAX Q / PowerShot G12 描写比較で分かったこと

ジャンルもセンサーサイズも異なる PENTAX Q と PowerShot G12 を比べるのはナンセンスと言われそうだが、小さな 1/2.3 CMOSセンサーを積む一眼の Q が、大きめの 1/1.7 CCD センサーを積むコンデジの G12 の描写にどこまで肉薄するかという意味で、自分なりに意味のある比較である。センサーサイズでは不利だが、レンズは F1.9 の明るい単焦点(キットレンズ)を付けた Q がやや有利である。 センサーサイズのネガをレンズ性能でカバーできるかどうかが見所だ。

両カメラともフルオートで撮影した。フィルム換算 47mm である Q の画角に近くなるように G12 のズームを調整した。標準露出は両機種で大きく異なる(G12の方が明るめに写る)ので、露出補正をかけてだいたい同じ明るさで写るようにした。

■遠景比較
G12 のオートは鮮やか目の描写だが、Q はさらに色乗りが濃い。Pモードでカスタムカラーを選べば自由に調整できるが、Q の発色が PENTAX らしくて良いと思う人は多いだろう。

PENTAX Q : デフォルトでハイライト補正・暗部補正は効いている状態。ビルの上部は飛んでしまっているが、その他は白飛びはぎりぎり抑えられている。細部描写は等倍で見てもシャープだ。
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PowerShot G12 : さずがハイエンドコンデジの貫禄というか、これもクリアで美しい。これもビル上部は飛んでいるがその他はセーフ。Dレンジ補正はデフォルトでONの状態。
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■Dレンジ比較
PETNAX Q : これはかなり素晴らしい部類に入るのではないだろうか。薄暗い室内から晴天の屋外を撮影。F値の関係で背景の車の輪郭がややぼけているが、ピント位置(窓枠)はシャープだ。
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PowerShot G12 : これも文句なしに良い。懐の深い描写。Dレンジ番長の LX5 に迫る性能だ。
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■PENTAX Q ディストーション補正効果
ディストーション補正OFF : 歪曲が気になるが、中心解像度は良好。
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ディストーション補正ON : ものの見事に歪曲収差が消えて、きれいな直線になっている。
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■PENTAX Q によるスナップ作例
なかなか良いのではないだろうか。
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紫色の再現性の良さは、PENTAX 機共通の美点。
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そこそこシャープに写る。レンズ性能はまあまあかな。
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これはちょっと驚き。薄暗い室内から明るい屋外を望んだ。明部と暗部のバランスがたいへん自然で好ましい描写だ。LUMIX LX5 に迫る Dレンジ性能だ。AWBもたいへん優秀で、ミックス光源をうまく処理している。
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Q の描写があまりに良かったので、同じ場所を G12 で撮り直してみた。やはりこれも良いのだが、WBの処理の仕方に差が出た。肉眼の印象に近いのは Q の方だ。
G12
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G12
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G12
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比較のために、以前同じ場所で LX5 で撮影したものを。画角は異なるがDレンジの広さは分かるだろう。こうして比べると、LX5 よりも Q の方が良いようにも見える。
LX5
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LX5
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全体に思っていた以上の性能を発揮してくれた PENTAX Q。これから使い込んでいくのが楽しみだ。
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by vision42 | 2011-11-01 10:58 | カメラ


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