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2011年 11月 16日

Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD テスト

リニューアルしてコンパクト化、高性能化を果たした Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008)。15倍という高倍率と、ピエゾモーターを使ったAFが目玉だ。高倍率ズームズムレンズは、以前 PENTAX K10D に付けていた DA18-250mm(売却済み)というレンズを良く使っていた。これは Tamron から PENTAX に OEM 供給されていたレンズで、中身は Tamron 18-250mm そのものである。現在はディスコンとなっており、現行の PENTAX 用高倍率ズームレンズは Sigma 18-250mm OS HSM しか存在しない。

自分はどうしても新しい Tamron B008 を使ってみたかったので、結局 Canon 7D 用として購入した。従来モデルより小型化され、ピエゾ素子を使ったモーターによる静かで高速な AF、効きの大きい手ぶれ補正 VC に期待していた。7D用には標準ズームとして Tamron 17-50mm/F2.8 という極めて優れたハイコストパフォーマンスレンズを持っていたので、高倍率ズームも迷わず Tamron 指名買いだった。
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大柄なボディの7Dには旧型の大きな鏡胴の方が重量バランス的にマッチするように感じるのだが、小型軽量化された新型を好む人の方が多いようだ。フードを付けるとそれなりに見栄えがする。
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AFは爆速ではないが、無音でススッと小気味良く合う。PENTAX レンズの SDM(超音波モーター) の動作に似ている。さすがに Canon EF70-200mm/F2.8 のリング USM のような爆速AFと比べると動作速度は劣るが、実用上不満はない。
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試しに色々試写してみたが、どうも描写がおかしい。全体にもっさりした感じでエッジが甘い。
アオサギの羽毛は全く解像していない。これでは安物のコンデジ並だ。
アオサギの頭にこんなツノみたいな羽毛って、あったっけ?
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遠景だと一見シャープに見えるが、等倍表示するとピントがどこにも合っていないようだ。
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近景だとさらに顕著で、葉脈が解像されていないのが分かる。
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ズーム域の広さはかなり便利だ。これは遠景を望遠で撮り、圧縮効果を狙った。
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看板も等倍でチェックすると細部が甘い。もしかして自分の評価がシビアすぎるのか? 所詮便利ズームだから画質を期待するのは酷な話か?
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それでもまあまあ解像している写真もある。う〜む、不思議だ。
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紅葉も何枚か撮ると、3枚に1枚くらいはまあまあシャープな画像が得られるが、どうも不安定だ。
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極めつけはこの写真。ピントは来ないが、これでピンときた(笑)。このレンズはわずかにピンズレしているのだ。
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確認のために夜景も撮ってみる。やはり細部はかなり甘い。おそらく前ピン状態だろう。そうと分かれば話は早い。7DにはAFマイクロアジャストメント機能があり、ボディを一括調整またはレンズ毎に個別調整することが可能だ。
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AF微調整の結果は次のブログにて・・・
果たしてバチピンのキレキレ描写をモノにすることは出来るのか?
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by vision42 | 2011-11-16 21:20 | レンズ


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