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2011年 12月 18日

Fujifilm X-S1 の惜しい一点

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Fujiのカメラは今まで HS10, HS20EXR, F550EXR と使ってきており、描写力には一目置いている。とくに内蔵フラッシュのきめ細かい制御や肌色の再現性は素晴らしく、フィルムシミュレーションモードを含め「絵作り」に関しては他社の追随を許さない。

とはいえハイエンドシリーズの X100, X10 には全く興味が向かず、店頭で弄っても魅力を感じなかったので購入には至らなかった。確かに良いカメラなのだが、どうも自分とは相性が合わないようだ。画質は良いが、デザインと操作性が気に食わない。それに中途半端な「高級感」の演出が却って貧乏くさく思えて仕方ない。それよりは安い F550 の方が値段相応のポップなデザインで潔いし、恰好いい。全体的な操作性も良いと感じる。自分がもしハイエンドを選ぶなら、思い切って Leica X1 にすると思う(といいつつ買っていないが)。

まぁそういうわけで X シリーズには縁がないなと思っていたところに、新しい X-S1 が発売された。当初はあまり注目していなかったのだが、店頭で実機を触って考えが変わった。中級一眼レフ機並みの大きさだが、手にした瞬間「これだ!」と思うほど、グリップ感が半端でなく良かった。手動ズームの動きも滑らかで剛性感がある。前方向に二段階にせり出すポップアップフラッシュのアイデアも素晴らしい。AFもコントラスト式とは思えないほど高速だ。これは欲しいぞ♪

ただ、店頭試写で少し納得のいかなかった点があったので、購入は保留となった。

気になった点の一つが、 AF-C の動作だ。本格的な切替レバーがあるので、一眼レフの位相差式 AF と同じようにシャッター半押し状態で AF フレーム内の被写体を次々追い続け、連写で AF 追従するものかと思っていたら、これが随分違うのだ。もしかしたら設定で変更出来るのかもしれないが、自分が確認した限りでは、レバーを AF-C にしておくとアイドリング時に AF を合わせ続けるが、シャッター半押しで AF が固定され、それ以上追従しなくなる。むろん連写での AF 追従は不可能だ。つまりこれは従来のコンデジに備わっている「プリ AF 」と同じで、単に AF 動作速度を補助するだけの意味しかないし、無駄に電池を消費するだけで何の役にも立たない。これなら HS20EXR にも付いているが、一度も使ったことがない。使い物にならないからだ。X-S1 は AF-S が非常に高速なので、プリ AF は必要ない。本来の AF-C の用途に使えない機能なんて、何の意味もない。

ちなみに手持ちの LUMIX FZ150 は、 RAW / JPEG のどちらでも、高速(5.5fps)での AF 追従連写が可能である。一眼レフと全く同じ動作をするのだ。しかもメカニカルシャッターの連写速度は AF 固定なら 12fps で、10fps の 1D markIV より速い。Fujiが誇るフラグシップの X-S1 が、機能面で安価な FZ150 より劣るというのはちょっと納得できない。X100, X10 とは異なりロングズームと一眼レベルの操作性を売りにするならば、当然超望遠で動体撮影をしたいユーザーが選ぶことを念頭に、本格的な AF-C と AF 追従連写機能くらいは搭載すべきだと思うのだが・・・
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by vision42 | 2011-12-18 13:00


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