Tamron 18-270mm Di II VC PZD の AF 微調整

帰宅して早速AF微調整を行った。予想通り前ピンだったので、ピント位置を＋5に調整したらジャスピンになった。今までこの機能を使ったことがなかったのだが、メーカーにピント調整に出す必要がなくなるので大変重宝する。

テスト撮影。100m先の照明塔を270mmテレ端（F8）で撮影。

F値を変えながら撮影したものを等倍クロップ。これは絞り開放のF6.3。
使えなくもないが、エッジがソフトでコントラストも若干低め。しかし全体にボケているのではなく芯がしっかりあるので、ピント自体はきっちり来ているようだ。

F8の描写。ばっちり解像し、コントラストも上がっている。
1/3段絞ったF7.1ですでに像は安定しており、F8で最も良くなるようだ。

F11まで絞り込むと、小絞りボケで却って解像度は低下する。これ以上絞っても結果は同じ。


場所を変えて焦点域ごとの解像度を確認する。絞りはF8固定。撮影距離は地図上で約70ｍ。
18mmワイ端。

ズーム中間域の100mm前後。

270mmテレ端。


テレ端の等倍クロップ比較。
絞り開放のF6.3。細部はやはり甘め。全体リサイズなら問題なしだが、シビアに追い込むなら少し絞って撮るべし。

F8だと解像度が上がる。自販機の「ブレんなよ！」の文字が読みやすい。もちろん手ぶれ補正オンなのでブレません。


ビネッティングの様子。ワイ端、絞り開放 (F3.5) では若干の周辺光量低下が見られる。

F5 まで絞ればほぼ問題ないレベルにまで改善する。F8でビネッティングは完全に消失する。


上と同じ構図でテレ端までズーム。撮影距離は地図上で約200ｍ。
なかなか良く写るようになった。これは使えそうなレンズだ。